基本姿勢

村上市では、市制施行後はじめてとなる第1次村上市総合計画を策定し、村上市の将来像を「元気“eまち”村上市」とし、重点的、戦略的に取り組むテーマとして「定住の里づくり」と定めています。

その推進手法に、「市民協働のまちづくり」を掲げ、地域と行政がお互いに知恵を出し合い、地域の特性を活かした活力ある地域づくりをすすめることとしています。

本計画は、山辺里地区の市民協働のまちづくりをすすめる上での中心的計画として位置づけ、お互いの助け合いやふれあいを大切にして地域固有の資源や特色を活かしながら、山辺里地区のみんなが「幸せ」を感じながら暮らせる地域づくりのための中長期的な指針となるものです。

スローガンと理想の将来像

基本的事項
スローガンと理想の将来像

推進方針・方策

自然環境・景観

「清らかな自然を守り、美しい景観を次の世代に引き継ぐ」

  • 豊かな自然環境、田園風景を守る活動
  • 自然環境を活かした体験プログラムの実施
  • 地域内清掃、除草活動の実施
  • 集落環境美化活動の推進
  • 花いっぱい運動の実施
  • ECO活動の推進

健康・福祉・安全

「誰もが安全安心で健康的な暮らしができる取り組みを推進する」

  • 地域で子どもを見守る活動
  • 高齢者にやさしいまちづくりの推進
  • 健康教室、運動教室の開催
  • 地域交流拠点や公園の整備
  • 災害に強い地域づくりの推進

産業振興・定住促進

「農産物等を利活用した取り組みや若者の定住を図って、地域の魅力を高める」

  • 農や食のPRイベントの検討実施
  • 農業振興の検討実施
  • 新たな特産品の開発検討
  • 地域の食文化の魅力発見
  • コミュニティビジネスの検討
  • 婚活イベントの検討実施

地域交流活動

「地域行事や集落行事で人と人とのふれあい活動を活性化させる」

  • 新規交流イベントの開催
  • 文化活動の推進
  • スポーツ大会の開催
  • 地域の歴史の研究調査
  • 伝統行事の伝承支援
  • 集落活性化事業の検討実施
  • 地域コミュニティの情報発信
  • 次世代の地域の担い手育成

理想の将来像実現のための実施サイクル

協働のまちづくりの取り組みの初期段階では、まず、地域住民にその意義や内容を周知し、誰もがここに住んでよかったと思える地域づくりを、自らの手で作り上げていく意識の醸成が重要となります。徐々に取り組みの輪を広げ、発展的に事業展開するため次のようなサイクルで取り組みを実施します。

また、毎年度「Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)」サイクルで事業効果を検証し、理想の将来像の実現を目指します。

初期段階(平成24年度)

  • 協働のまちづくり意識の周知と醸成を図ります。
  • 専門委員会(ワーキンググループ)において、具体的な方向性と実施事業の具体策を考えます。
  • 具体策について、事業効果と重要度を評価した上で、手順と行動計画を立てて実施できる事業から順次展開していきます。
  • 既存の分館事業のスムーズな移行を行います。
  • 平成25年度から平成27年度の実施事業の年次計画を立てます。

離陸段階(平成25年度~平成26年度)

平成24年度に立案した事業計画に基づき、山辺里地区固有の資源や特色を活かした新規事業の取り組みを実行します。理想の将来像と現実とのギャップを解消する具体策(真因)について、手順と行動策を考え事業を立案し実行します。

前進段階(平成27年~平成28年度)

この頃になると、社会情勢や地域ニーズの変化などから、当初計画の見直しが必要になります。そこで、これまでの取り組みの重要度と事業効果をすべて評価し、 事業の見直しや改善を行い、さらに上のレベルの取り組みを目指します。

山辺里地区まちづくり協議会 まちづくり計画
市民協働のまちづくりを進める上での中心的計画として、山辺里地区のみんなが「幸せ」を感じながら暮らせる地域づくりのための中長期的な指針
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