●山辺里地区の特色と現状

特色と現状

山辺里地区は、過去の長い年月を経て三面川、門前川などが運んできた土砂で平野ができ、肥沃な大地を活かした農業を中心に発展してきたまちです。山辺里地区は、20集落3,899人(平成24年1月1日時点)が住んでいて、市全体では人口減少傾向のなか、近年の国道7号周辺などの宅地開発による流入人口の増などにより、5年前(3,805人)と比べ人口が微増しています。

 

山辺里地区には、三面川、門前川に代表される清らかな川が流れ、美しい田園風景が広がり、緑と自然にあふれた地域です。また、やさしく親切な人柄の人が多く、近所で助け合って暮らしています。門前には越後4箇道場のひとつ名刹耕雲寺があり、各集落では、左義長や地蔵様祭りなど伝統行事が伝承されています。

 

また、地区の中心を国道7号が縦断し、平成23年3月に日本海東北自動車道村上山辺里ICが開通するなど交通アクセスがよく、近くに大型商業施設もあって生活の利便性が高い地域です。また、平成23年4月に統合山辺里小学校が開校し、新しく広い校舎で子どもたちは伸び伸びと学んでいます。

 

坪根地内には、村上工業団地があり、世界有数の航空機部品を製造する企業など11社約800人が働いています。

 

近年、基幹産業である農業の後継者不足や一人暮らし高齢者の増加、子どもの少ない集落や高齢化率が50%を超える集落があることなどが、憂慮されるべき状況となっています。

山辺里地区の世帯数と人口(平成25年12月1日現在)

集落名 世帯数 人 口
 男 女  計 
山辺里  416  594 615 1209 
四日市  97  153 164 317 
天神岡 107  184 159 343 
西興屋 28  41 48 89 
仲間町  62  96 101 197 
坪根  43  76 81 157 
下相川  96  151 144 295 
上相川   28  49 50 99 
日下  41  72 81 153 
小谷  9  12 16 28 
下山田  37  55 62 117 
上山田  13  36 28 64 
門前  75  135 125 260 
赤沢  21  26 31 57 
菅沼  26  45 49 94 
鋳物師  32  57 63 120 
 14  30 31 61 
大関  38  64 66 130 
大栗田  7  7 11 
高平  16  27 22 49 
合計 1206 1910 1940 3850